私たちの顎変形症・頭蓋-顔面外科治療の特徴
頭蓋-顔面を熟知した形成外科・美容外科専門医により高度専門治療を提供します
頭と顔の問題であれば、生まれつきの問題であれ、ケガの後遺症による問題であれ、あるいは、より自然に美しくなる問題であれ、その方の顔の調和と美しさを最大限に引き出す治療計画を十分に相談しながらご提案します。
治療に携わるのは、美容外科専門医資格(日本美容外科学会:JSAPS、国際美容外科学会:ISAPS)と専門性の非常に高い頭蓋と顔面外科治療に関する国内学会(日本頭蓋顎顔面外科学会)と国際学会(国際頭蓋顔面外科学会:ISCFS )の双方から認められた専門医資格/Active memberを合わせ持つ医師です。
受け口、顎変形症の外科矯正治療は、手術先行(サージャリ―ファースト)方式により、まずお悩みの顔・口もと・あごの形を改善し、全体の治療期間を約1年半に短縮できます
私たちは20年来、受け口・しゃくれ、出っ歯、ガミースマイル、顔面非対称、ロングフェイスなどの顎変形症に対しては、術前歯科矯正治療を行わない、あるいは最小限のみ行ない、外科矯正手術を行う手術先行(サージャリ―ファースト)治療を行ない、多くの経験と実績を積み重ねて参りました。 最近、この方法は、サージェリーファースト・アプローチ (SFOA)と呼ばれ少しずつ注目されてきておりますが、外科医サイド・矯正医サイドともに、経験と高い技術が要求されますので、まだまだこの方法を採用している施設が少ないのが現状です。 私たちの行っている20年来の手術先行方式(サージェリーファースト・アプローチ :SFOA)による顎変形症に対する外科矯正治療法の学術論文が、2015年の日本頭蓋顎顔面外科学会雑誌(31(1):1-12 2015)に「顎変形症に対する整容と機能を追求した Surgery-First アプローチに基づく治療」と題し、発表されましたので、専門的にご興味ある方はご参照いただければ幸いです。 論文のPDFファイルはこちらをどうぞ:「顎変形症に対する整容と機能を追求した Surgery-First アプローチに基づく治療」
私たちは、顔を専門とする形成外科・美容外科医として、一日でも早くなるべくご希望の時期に外科矯正手術によって、まず一番のお悩みの顔・口もと・あごの形を改善し、悪いかみ合わせの方は術後歯科矯正治療によりほぼ1年以内に治療を完了することを目指しております。このようなことが可能なのは、手術計画時から先行手術を熟知した矯正医との緊密なチームアプローチの賜物です。従いまして、歯科矯正治療は、専門の提携医療機関で行っております。 多くの施設で行われている顎変形症の治療(従来法)では、外科矯正手術後にすぐに安定したかみ合わせが得られるように、手術の前に術前歯科矯正治療と称して1-2年間を要します。その後、ようやく外科矯正手術を受け、さらに1年ほどの術後歯科矯正治療が必要になります。忙しく貴重な学生生活、社会人生活にとって、この数年間の治療期間には大きな犠牲が伴います。
従いまして、私たちの手術先行方法の治療期間は、歯科矯正治療も含めて治療開始から1~2年ほどで済みますので、現在多くの施設で行われている従来法に比べ、大きく短縮が可能となっています。忙しい学生生活、社会人生活の中で、治療に対して消極的になったり、あきらめている方に治療のチャンスをご提供します。
手術先行治療・サージャリーファーストアプローチの顎変形症、受け口、上顎前突、小顎症、口もとの症例はこちら
閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対してサージャリーファーストアプローチによる顎矯正外科治療により根治を目指します
当科では、上顎と下顎を前方に移動する顎矯正外科手術により顔面骨格を広げることで、狭い空気の通り道を物理的に広げる外科治療を行っております。この方法は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対する原因を解消する治療ですので、根治療法ということになります。 この治療は、上顎と下顎を前方に移動する顎矯正外科手術により顔面骨格を広げることで、狭い空気の通り道を物理的に広げる外科治療です。海外では、10年ほど前からCPAP療法とならんで治療効果が高くまた唯一の根本治療としてよく行われている治療ですが、日本ではこの分野の治療が大変遅れているため、これからポピュラーな治療なってくると考えられます。
上の写真では、術前(左側写真)に狭かったのどの空気の通り道(赤線部分)が、上顎骨骨切り(ルフォーI型骨切り)術と下顎骨矢状分割骨切り術の組み合わせた手術により、術後(右側写真)に大変良くひろがってろがっていることが分かります。 この治療は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対する原因そのものを解消する治療ですので、根治療法ということになります。一般的によく用いられているCPAP(持続陽圧呼吸)治療や歯科で行なわれている口腔内装置治療は、あくまでも対処療法ですので、一生使い続けなければならない治療とも言えます。一般的によく用いられているCPAP(持続陽圧呼吸)治療や歯科で行なわれている口腔内装置治療は、あくまでも対処療法ですので、一生使い続けなければならない治療とも言えます。
●閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対する顎矯正外科手術が適応となる方
当科においてこの顎矯正外科手術が適応となる主な方は、
①顔面骨格、特に下顎が小さい方、
②CPAP治療や口腔内装置治療の煩わしさから解放されたい方、または過去にこれらの治療から離脱された方、
③CPAP治療や口腔内装置治療が適応であるにも関わらず治療を躊躇されている方、
が対象となります。
●当科における顎矯正外科手術の特徴ーサージャリーファースト アプローチを用いた顎矯正外科治療ー この顎矯正外科手術では、歯並びや咬み合わせの安定を得るために歯科矯正治療も併用する必要があります。 当科では、これまでに多くの顎変形症や生まれつきの顔面低形成に対して術前歯科矯正治療を行わないあるいは最小限のみ行う手術先行方式:サージャリーファースト アプローチを用いて顎矯正外科手術を行なってきました。そこでこれまでに培われてきた技術を、閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対する根本治療を目指して応用しています。
サージャリーファースト アプローチを用いた顎矯正外科治療では、歯並びが悪くない方は、まず顎矯正外科手術を行い、術後に咬み合わせが大きくずれないような歯科矯正治療を行い、早期に閉塞性睡眠時無呼吸症候群の症状を改善します。 歯並びが悪い方でも、手術前に短期間、最低限の歯並びを歯科矯正してから、出来るだけ早く顎矯正外科手術を行い、術後に歯科矯正治療でもう少し良い安定した咬み合わせにする方針で、早期の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の症状を改善します。 閉塞性睡眠時無呼吸症候群そのものに対する顎矯正外科手術の適応に対しては、現状では健康保険が適応されませんので、自費治療になります。もちろん、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の原因として、咬み合わせが悪く下顎が後退しているような場合には、病名が付きますので、健康保険が適応された治療が可能となります。
あごエラ、顔面輪郭・フェイスライン、かみ合わせ、ガミースマイル、鼻を含め最大限に顔全体のバランスの改善を提供します
あごエラ、しゃくれ、ガミースマイル、顔が大きいなどの顔面輪郭・フェイスラインは、かみ合わせや鼻の形とも大きく関係しています。お悩みのことだけに注目してそこの改善だけでは顔全体のバランスからみて本当に満足する結果が得られないことがあります。お悩みのことを改善するためのベストな治療法をご提供しております。
あごエラ、 顔面輪郭・フェイスライン、ガミースマイル、鼻整形の症例はこちら
顎変形症の外科矯正手術に伴い生じやすい鼻の変形も治療いたします
顎変形症の外科矯正手術に伴い生じる可能性のある鼻の変化に対する治療にも対応します。外科矯正手術では、鼻の位置は元ある位置から動かないので、手術による上顎の位置の変化により、鼻の形にしわ寄せがきます。この鼻の形の変化は、上顎の移動の方向や、移動距離により生じるのは避けられないことです。 通常、このような変化に対しては、口腔外科で顎変形症の外科矯正手術を受けられた場合には、仕方のないこととしてあきらめるしかないのですが、私たち形成外科・美容外科も専門としておりますので、このような鼻の変化に対しても適切な治療をご提供しております。
性同一性障害の性別適合化手術の一環として顔の女性化治療を提供します
特に、Male-to-Femaleの方は、男性特有のスティグマとしての顔のサイズが大きく、おでこ周りの突出、のど仏の突出に悩まれます。最大限に好ましい女性顔の確立のため、積極的な女性化治療をご提供しております。
生まれつき(口唇口蓋裂、第1第2鰓弓症候群、小耳症、クルーゾン症候群など)の顔面変形に対して、かみ合わせ・整容・美容・機能的観点から顔全体のバランスの改善を提供します
例えば、唇顎口蓋裂の場合、生まれてから顔の成長が終了する20歳ぐらいまでの間に、何度か手術を要します。生後3カ月で行う初回手術から20歳前後の最終手術まで一貫した整容手術を行います。特に、成長するにつれて生じる受け口変形や残った鼻の変形に対しては、かみ合わせの治療とともに顔全体のバランスの改善を目指した美容技術を駆使した治療を行います。また、これまで受けられてきた治療から、さらなる改善をご希望される方の治療も積極的に行っております。 この他にも、クルーゾン症候群・アペール症候群などの症候群性頭蓋縫合早期癒合症や様々な顔面非対称(第1第2鰓弓症候群、小耳症、ロンバーグ病)など多くの顔面変形に対して、高度な骨延長法などを駆使した治療を積極的に行っております。
口唇口蓋裂,、第1第2鰓弓症候群、クルーゾン症候群、ロンバーグ症候群など生まれつきや成長に伴い生じるの顔面変形の症例はこちら
顔面外傷後に残った顔面変形に対して、かみ合わせ・整容・美容・機能的観点から顔全体のバランスの改善を提供します
顔面外傷は、重度のものでは生命維持の治療が優先されるため、顔面外傷の治療が遅れる場合があります。このような場合に生じる顔面変形の治療は、難しく、時には、骨移植や顔面骨切り術を含む様々な複合治療が必要となります。顔面外傷の後遺症、特に、陳旧性眼窩底骨折や陳旧性頬骨骨折に対しては、積極的に美容技術を取り入れた治療を行っております。すでに他の病院で治療を受けられ、さらなる改善をご希望される方の治療も積極的に行っております。
すでに歯科矯正治療、手術を受けられても、まだ顔・あごの形にお悩みの方、トラブルでお悩みの方でも解決法をご提案いたします
受け口、しゃくれ、顔面非対称などで、すでに他施設で歯科矯正や手術治療を受けて、かみ合わせの治療を終えた方の中に、治療前に期待していた顔と治療後の顔に大きな隔たりをお持ちのまま依然、顔・あごの形に悩まれておられる方がいらっしゃいます。 私たちは、まず顔・あごの形、りんかく・フェイスラインの改善を最優先にした治療計画を立て、それに合わせてかみ合わせの治療を行なっております。 他施設での治療後でも、まだ顔・あごの形やバランスにお悩みの方、トラブルでお悩みでも、最善の結果が得られるよう解決法をご提案いたします。
安全な手術・治療環境をご提供します
顔面の骨を切ったり移動させる手術を安全に行うためには、多くの場合、全身麻酔が必要となります。手術の麻酔は、麻酔科専門医により行われます。 多くの美容外科クリニックでは、入院施設がないため、手術後しばらく休んだら帰宅を余儀なくされ、心配を抱えたまま手術当日の夜を過ごさざるを得ません。逆を言えば、入院施設のないクリニックでの手術は、手術後帰宅が難しくなるような手術が必要な場合でも行われず、中途半端な不本意な結果になる場合も考えられます。 顔面輪郭・フェイスラインを整える、えらはり、顎、ほほ骨の骨切り手術は、かみ合わせを変えるほどの大きな手術ではありませんが、このような手術後でも、十分に安心して療養できる入院環境をご提供しております。 例え、美容外科手術であっても医療行為ですので、患者さまの安全には最大限の安心とケアをご提供する義務があると考えております。
かみ合わせを変える外科矯正手術後の苦痛・負担をできるだけ減らします
手術先行方法では、術後もかみ合わせが悪いのですが、かみ合わせが不安定でない限り顎間固定は最小限のため、手術翌日から液状の食事が可能となります。入院期間も、食事に慣れるための数日です。よく行われる鼻から入れたチューブからの栄養管理はありません。
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