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顔の曲がり・ゆがみ、顔面非対称の手術治療

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あご、口、顔がゆがんで曲がって見える、顔面非対称の手術治療

顔面骨の中でも特に上あごと下あごの骨の成長の過程で、左右差が生じてしまった結果、正面から見るとあご先、唇の中心、鼻先などが顔の中心からずれていたり、左右の口角を結んだラインの傾きや咬み合わせの傾き(咬合平面傾斜)が目立つことで、顔が曲がったり、ゆがんで見えたりするなどの、症状があります。 また、口元の突出や受け口などなどの症状にあごが曲がった症状などが複雑に重なる場合もあります。 あご先だけがわずかに曲がってみえる軽度の場合から、顔全体が曲がってゆがんで見えてしまったりする重度の場合まで、多くの症状が様々な程度で見られますので、正確な診断と綿密な治療計画が必要となります。 中には、こうした症状がいくつか組あわさって起こる場合(第1第2さいきゅう症候群やロンバーグ病など)があり、その場合は生まれつきのことが多く、治療方法も様々な方法の組み合わせが必要となります。

第1第2さいきゅう症候群による顔面非対称については、こちらをご参照ください。

 

ロンバーグ病による顔面非対称については、こちらをご参照ください。

  一口に「顔が曲がっている」といっても、いくつかの形に分類できますし、お勧めする治療法も若干異なります。  

タイプ1:顔の中央ラインが曲がっていて、受け口や長い顔の症状が同時に見られる場合

下あごが左右差を生じながら過大に成長した場合に起こります。上あごも曲がっていることが多いので、治療法1:ルフォーⅠ型上顎骨骨切りで正中を合わせ、咬み合わせ面を水平にした状態で、下顎骨骨切り術で下あごを咬み合わせがずれない位置に固定します。これだけで、下あごの形の非対称が残る場合には、Vライン手術などを加えることでより好ましいフェイスラインが得られます。  

タイプ2:顔の中央ラインが曲がっていて、口元の突出と下あごの成長が悪い(小顎症)状態が同時に見られる場合

片側、または両側のあごの骨の成長が低下した結果、生じた非対称です。あごの骨の成長障害の程度が強い場合は、先天的な場合があります。通常は、治療法1:ルフォーⅠ型上顎骨骨切りで正中を合わせ、咬み合わせ面を水平にした状態で、下顎骨骨切り術で下あごを咬み合わせがずれない位置に固定します。これだけで、下あごの形の非対称が残る場合には、オトガイ形成術やVライン手術などを加えることでより好ましいフェイスラインが得られます。  

タイプ3:下あごが長く・大きく、幅も広い非対称の場合

顔の中央ラインと上あごの中央ラインがずれており、さらに下あごの幅が広い非対称です。通常は、治療法1:ルフォーⅠ型上顎骨骨切りで正中を合わせ、咬み合わせ面を水平にした状態で、下顎骨骨切り術で下あごを咬み合わせがずれない位置に固定します。これだけで、下あごの形の非対称が残る場合には、治療法3,4のオトガイ形成術やVライン手術などを加えることでより好ましいフェイスラインが得られます。上顎の位置にずれがない場合は、治療法2で下あごの位置を合わせ、治療法3,4を用いてフェイスラインを整えます。  

タイプ4:左右のフェイスラインだけに非対称がある場合

顔の中央ラインと口元の形や咬み合わせは正常ですが、左右のフェイスラインに左右差があり、下あご先の位置が顔の中央ラインからずれている場合です。 治療法1、2のVライン手術やオトガイ形成術など、エラ手術などを組み合わせて、左右のフェイスラインのバランスをとります。  

治療方法

顔面非対称には、咬み合わがも悪い非対称曲の場合と、咬かみ合わせが問題なく左右のほほ骨やあごの骨の大きさが異なり非対称の場合など様々な場合があります。前者の場合は、機能的な問題がありますので、保険での治療が可能となる場合が多く、後者の場合は、美容的な問題ですので、自費治療となる場合が多いです。

顔面非対称の治療方法は、顔全体の骨格を考慮した上で、なるべく好ましい顔の輪郭になるようなコンセプトで計画を立てます。よくご提示させていただく治療方法を、頻度が一番多い順にご紹介いたします。顔面非対称の治療は、顔の手術の中でも難しいといわれておりますが、それは、骨だけでなく評価が難しい顔の筋肉や皮下組織の量の左右差にあります。従いまして、骨の移動術だけではなく脂肪注入術などを用いることで、最終的に左右対称なフェイスラインを作っていきます。  

 

顔面非対称の症例は、こちらをご参照ください。

 

治療法1: ルフォーⅠ型上顎骨骨切り術と下顎骨骨切り術を組み合わせる

上あごと下あごの両方で、左右の骨の大きさに違いがあって、その結果、左右の口角ラインの傾きや咬み合わせの傾きが生じている場合の治療法です。 一般的な顔面非対称の手術のゴールドスタンダードの治療方法となります。 手術前には、左右どちら側の顔に合わせたらよいかを十分にシミュレーションした上で、ご希望の方の顔に近づけるように手術計画を立てます。

顔面非対称 新しい顔面対称軸の設定

顔面非対称 新しい顔面対称軸の設定

  ルフォーⅠ型上顎骨骨切り術により、傾いた上あごを理想的な位置に移動させます。この際、顔面の皮膚・軟部組織がなるべく左右対称になるように、さらに左右の口角ラインが水平になるように、細かな調整した上で固定します。大きい方の顔に合わせる場合には、骨移植が必要となる場合があります。また、生まれつき骨の成長障害(第1第2さいきゅう症候群など)がある場合には、骨延長法を併用します。 上あごの位置が決定した後、下あごは下顎骨骨切り術で移動させて、上あごと良い咬み合わせの位置で固定します。通常、下あごは下顎骨矢状分割骨切り術で移動させますが、左右非対称が大きな場合は、顎関節への負担を減らすため、下顎骨垂直骨切り術で移動させます。また、生まれつき骨の成長障害がある場合には、特殊な骨延長法を併用します。 現在では、顔面CT画像から、最先端の手術計画専用のコンピューターシミュレーションソフトを用いて、コンマミリ単位で骨を移動させるシミュレーションを行い、顔全体の左右バランスが最大限にとれるように手術前に入念な手術計画をたてています。 骨延長法を用いた場合は、延長距離にもよりますが、通常治療期間が1-2週間長引きますが、良好な結果が期待できます。 (上段:顔面非対称術前 下段:コンピューターシミュレーションによる手術計画) この治療方法には、健康保険が適応される場合が多いです。

 

 

顔面非対称 ルフォーI型骨切り+下顎骨矢状分割骨切り術 手術シミュレーション  

治療法2: 下顎骨矢状分割骨切り術で下あごを正中にずらす

顔全体のバランスの中で、上あごの位置に問題がなく、受け口があってなおかつ下あごが曲がっている場合の治療法です。受け口を治す手術に準じて、下顎骨矢状分割骨切り術で下あごを上あごと良い咬み合わせにすることで、自然に下あごの位置は正中にずれてきます。 この治療方法には、健康保険が適応される場合が多いです。さらにあ、新しい咬み合わせ顎の位置で、残っている左右の下あごの形は、きれいに形成して、最大限の顔の左右バランスを図ります。 この治療方法は、美容的な側面が強い方法ですので、健康保険が適応されず自費治療になる場合があります。

治療法3:あご先の骨を切って正中にずらす

上あごと下あごの咬み合わせに問題なく、顔の正中ラインからあご先がずれていることで、下あごが曲がって見えてしまう場合の治療法です。あご先を水平に骨切りして、顔の正中ラインに移動させ固定します。あとは、下あごのラインがスムーズになるように形成します。あご先が顔の正中ラインからずれている場合、左右の下あごの大きさも違うことがありますので、できるだけ左右対称のフェイスラインになるように、治療法2の下あごの骨切り術を併用する場合もあります。この治療方法は、美容的な側面が強い方法ですので、健康保険が適応されず自費治療になります。

治療法4:左右の下あごの形を形成する

上あごと下あごの咬み合わせに問題なく、主に下あごの形に左右差がある場合に、あごエラ骨切除、オトガイ骨切り、Vライン手術などを組み合わせて下あごのフェイスラインの左右差をなくします。この手術は、治療法1を行った後に、まだ左右の下あごの大きさが原因で残っている左右差に対して、最終的な仕上げの手術として行なわれることがあります。 この治療方法は、美容的な側面が強い方法ですので、健康保険が適応されず自費治療になります。 


お問い合わせは、形成外科・美容外科 外来受付まで TEL 03-5343-5611 午前9:00~16:00(日曜・祝祭日・年末年始は除く)

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